EngtA ワンポイントレッスンまとめブック化編集第5段階(7)

EngtA ロゴ scanned.jpg

今日は、ページの最後に「コンプライアンス」という言葉の深掘りをしていますので、是非ご覧ください。

585529.jpg

「健康寿命」を志向する EngtAのページ(英語エンタ&カラオケエンタ): https://engta.jimdo.com/






第一章 カタカナ英語の落とし穴

226. イメージのイメージ
「良い・悪いイメージ」という捉え方で日本ではよく使われます。「印象」とか「観念」という意味での "good / bad image" です。
実は、"image" には別の本筋の意味があります。 "image of Buddha" なら「仏像」ですし、 "the image of the successful businessperson" なら「成功実業家の典型」という意味です。その他、「面影」や「描写」という意味もあります。

227. ウェブ
"web" は「蜘蛛の巣」のことです。そこで「蜘蛛の巣のように張り巡らされ、分散されたデータをたどって閲覧できるネットワーク」を "World Wide Web"(HPアドレスに付く "www" はこれの略) と呼び、それを略して "the web" という言い方が広く使われています。
"Internet" は、「世界規模のコンピュータネットワーク」のことを言い、 "WWW" は元々それの一形式でしたが、現在はそれが圧倒的に大衆化され、「インターネットを使う」ことを "surf
the Internet" と言ったり、"surf the Web" と言ったりします。

228. ログ
前述の "web" にこの "log" を付けたのが、 "weblog" で、それを略したのが、"blog" 「ブログ」です。
"log" は "log house" 「丸太小屋」の "log" ですが、「航海日誌」「旅行日誌」「(業務)記録」という意味があります。
また動詞として、"log in / on" 、反対の "log out / off" のように「認証を受けてシステムの利用を開始・終了する」という意味を持ちます。

229. インナーとアウター
単純に言うと「下着」と「上着」のことを意味する言葉ですが、英語で "inner" 「内側の」「内面の」 や "outer" 「外の」「外側の」だけでは訳が分かりません。どちらも、 "innerwear"
"outerwear" と言えば分かります。また、 "innerwear" の代わりに "underwear"、"outerwear" の代わりに "overclothes" という言い方も出来ます。

230. インスタント
日本でこの言葉を聞くと「インスタントコーヒー」とか「即席ラーメン」などを思い浮かべます。英語の "instant" にそのような意味はあるのでしょうか?
"instant coffee" が代表的なものとして存在します。その他スープのように粉状のものにお湯を注ぐだけで出来るような飲み物や食べ物に用いられます。また、チキンラーメンやカップ麺もお湯を注ぐだけなので、 "instant noodles" と言えそうです。一方、袋麺のように少し調理の手間が必要なものやレトルト食品 "retort pouch food" は、 "convenience food" の部類に入ります。
英語の "instant" には、他の意味もありますので紹介します:
IM=instant messanger (ネット上で瞬時にメッセージを送り合えるソフトやアプリ)
instant camera & film (ポラロイドタイプのカメラとフィルム)
また、「瞬間」という意味もあり、for an instant 「ほんの少しの間」、at that instant 「その瞬間に・丁度その時」
The instant S+V = As soon as S+V
make / give an instant reply 「即答する」
などなどです。

231. メーデー
May Day は、5月1日に実施される労働者の権利追求と国際連帯を誓うイベント。日本での第一回目は、大正9年の5月2日(日)でした。翌年から1日になりました。
元々は欧州の春祭りの休日だったとか。
"an ancient spring festival and usually a public holiday"
19世紀後半 (the late 19th century) に労働者が8時間労働 (to gain the 8-hour work day) と労働環境改善 (for better working conditions) を訴える運動を起こして、現代のような形に変化してきました(has evolved into the present form) 。
アメリカやカナダでは、 "Labor Day" と呼ばれ、日にちも9月の第一月曜日です。
さて、もう一つの "mayday / Mayday" についてです:
これは船舶や航空機の無線での救難信号で使われます。フランス語の「ヴネ・メデ(venez
m'aider)」に由来して、文字通りに英訳すると、"Come aid(=help) me." です。それを音訳して "mayday" と表記しました。聞き違いを防ぐため、必ず3回繰り返します。"send a mayday
signal" のように使います。モールス信号の場合は勿論 "SOS" で、<・・・---・・・>と打ちます。

232. リモコン
今やリモコンのない家はない位に普及していますが、 "remocon" では通じません。
もちろんこれは、 "remote control" や "remote controller" のことです。会話の中では、短く
"remote" だったり、アメリカの地域によっては、スラングで "clicker" と言ったりすることがあるようです。
"a remote controller used to change settings on a television set, Blu-ray recorder, or other
electronic equipment." というように説明できます。

233. レジデンス
マンションの名前等で見聞きする言葉です。 "residence" はズバリ「住まい」のことです。動詞は "reside" で「住む」ということですが、会話では "live" が普通です。
"residency" と言うと、「研修医としての勤め口」や「医師の研修期間」を意味します。これは「病院に住み込む」というような意味合いから来ているようです。 「研修医」のことは、
"resident" です。「インターン」 "intern" を終えてから、病院に住み込んで実習します。

234. エイリアン
同名のアメリカ映画でこの言葉が世の中に広まりました。 "alien" には、「宇宙のグロテスクで繁殖力の強い怪物」という意味はありません。
"It doesn't mean an extraterrestrial slimy monster that has strong reproductive power."
「外国(人)の」「性質が異なる」「(情緒的に)受け入れられない」そして「地球圏外の」という意味を持っています。また単純に「外国人」「在留外国人」を表す場合もあります。

235. レビュー
"review" と "revue" があります。
前者は「批評する」「再吟味する」「復習する」「回顧する」という動詞、また名詞としても使われます。 "book review" は「書評」です。
後者は、演劇用語で「歌と踊り、風刺劇などを組み合わせた軽喜劇」のことを意味します。
"It's a comical variety show with topical sketches, songs and dancing."

236. go は形容詞?
「サンダーバード」の新シリーズが数年前放映されていましたが、英語のタイトルが "Thunderbirds are go!" となっています。"go" は通常動詞として使われますが、システムや機能などが「準備が出来ている」「順調である」という意味の形容詞として使われる場合があります。従って、この場合は、「サンダーバード、出動準備良し!」とか「~出動準備完了!」という感じです。
ちなみに、"come" には動詞しかないようです。

237. コンプライアンス
最近特によく耳にする「コンプライアンス」=compliance ですが、よく聞く割に意味をしっかりとらえられる人はまだまだ少ないような気がします。動詞は comply =「応じる」「従う」です。"comply with laws and regulations" =「法令を遵守する」というように使われます。compliance は名詞形で、「遵守」「順守」を意味します。
この名詞の場合も、何を遵守するかという対象があるときは "compliance with the terms and
conditions" =「取引・契約条件の遵守」のようになります。
最近使われている「コンプライアンス」という言葉は、法律を守ることだけではなく、倫理観=ethics, ethical viewpoints や道徳観=morality、社内規範=internal rulesといった、より広範囲の意味として使われることが一般的になっているという認識も重要と思われます。
さて、ついでながら漢字についても触れておきます。「遵守」と「順守」には違いはあるのでしょうか?ザックリ結論を言うとどちらでも良い、ということです。厳密に見ていくと、前者は文字通り「尊重する」意味合いが強くなり、後者は「従順」に守るという意味合いが強くなるという程度に異なるわけです。元々は「遵守」でしたが、「遵」の漢字が国語審議会で削除候補になったものの結果的に削除されなかった、という経緯があります。これにより、省令や法律を重視した公用文や教科書では後から作られた「順守」ではなく元々使われていた「遵守」で統一されています。契約書の場合、ビジネスの内容であれば「遵守」を、ビジネス以外の契約書であればどちらでも良いとされているようです。但し、新聞表記では、日本新聞協会により「順守」を使うことで統一されており、「遵守」は使われていません。どうも「遵」が削除候補になったときに「順守」に切り替えてしまったため、そのメンツがあるからかなとも思えます。個人的にはやはり「遵守」がしっくりきます。I personally feel much more
comfortable with 「遵守」.












この記事へのコメント